スパイス辞典

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スパイスは自然のサプリメント!

カレーに使われているスパイスは、植物からできており、体に良い成分がたっぷり含まれています。
カレーに使われるスパイスには、共通して発汗、健胃、抗酸化作用があるものが多いです。発汗作用で新陳代謝を高め、食欲を増進させ、胃腸の働きを高め、疲労回復など、摂取することで、私たちの体をサポートしてくれます。
それに加えて美味しいとくれば、こんな健康食は他にはないでしょう!

ヴェナーヤ スパイス

アーユルヴェーダに根付いた食事

アーユルヴェーダとは、古代インドの言葉サンスクリット語で、アーユス(生命・生活)とヴェーダ(科学)が結びついた言葉です。日本では、アーユルヴェーダといえば、オイルマッサージなどの印象が強いですが、本来アーユルヴェーダは、オイルマッサージのみならず、食事、生活の知恵、日々の過ごし方、季節の過ごしかた、心のあり方、精神性など多岐にわたり、心身ともに健康に生きていくうえでの指針を与えてくれます。

インド料理は、アーユルヴェーダに根付いた食事であり、栄養補給だけではなく、日常において体調のバランスを崩さないよう日常的に食事で健康維持を実践しているのです。アーユルヴェーダの本場インドでは日々の料理でスパイスをたくさん使用します。こちらのページではスパイスにおける作用などをご紹介いたします。

ジンジャー

ジンジャー

生姜 しょうが

辛み系

胃腸薬/矯臭薬(口臭消し)/発汗剤/食欲増進

MEMO

日本人になじみの深い生姜。体を温める効果があり、和食でもよく使われています。
殺菌作用、免疫力向上など身体を温める効果があり、風邪のときにぴったりのスパイスです。

ガーリック

ガーリック

大蒜 にんにく

免疫力/殺菌作用疲労回復/滋養強壮がんの予防/体をあたためる

MEMO

免疫力を高める効果があり、がんの予防にも効果的です。
その他、血行を良くするので、冷え性や動脈効果や血栓の予防にも効果があります。

レッドペッパー

レッドペッパー

唐辛子 とうがらし

発汗作用/脂肪燃焼/食欲増進/抗酸化作用/老化防止

MEMO

脂肪を燃やして発汗作用を促すカプサイシンを含むためダイエットに効果があるといわれるスパイス。カレーの辛さを決める重要なスパイスで、量が多いほど辛くなります。
唾液や胃液の分泌を促進して消化を高め、食欲増進、抗酸化作用、老化防止などにも。

ブラックペッパー

ブラックペッパー

黒胡椒 くろこしょう

発汗/発散作用/利尿作用脂肪燃焼食欲増進

MEMO

辛味が強く、肉料理などに向いています。

胡椒の刺激の素「ピペリン」は、細かく砕くほど辛味成分を強く感じられるのであら挽きタイプよりパウダータイプが辛味が増します。
また、ホワイトペッパーよりブラックペッパーが「ピペリン」が多く含まれるので脂肪燃焼効果も高く、発汗作用や利尿作用もあります。

マスタードシード

マスタードシード

芥子 からし

消化促進効果/アンチエイジング/免疫力の改善 など

MEMO

インドの菜食料理にひんぱんに使われ、種子がはじけるまで油でよく炒めます。
そうしないと料理を食べているときに苦味がのこってしまい、またそうすることによって独特の甘さと香ばしさがでてきます。

胃袋が大きくなるのを防ぎます。強い殺菌作用があります。

ジンジャー

ターメリック

鬱金 うこん

着色系

肝臓機能の強化/消化促進/血液循環作用

MEMO

カレーのあの黄色はウコンに含まれる「クルクミン」という成分です。
ウコンに含まれるクルクミンは、アルコールの分解速度を速める作用があります。

殺菌作用や抗腫瘍作用、健胃作用・抗炎症作用などの働きがあると言われています。
弱った肝臓を守り、肝臓の機能の回復に効果あり。
飲酒などで肝臓に負担がかかっている方・お酒好きの方には特におすすめスパイスです。

イエローライス

ジンジャー

サフラン

咱夫藍 さふらん

芳香系

着色系

生理痛/生理不順/更年期障害/肝臓肥大/ヒステリー/うつ病/リューマチ/咳/慢性的下痢

MEMO

強い刺激的な芳香と、わずかな苦味と辛味があり、世界各地のさまざまな料理の香辛料として広く用いられています。

サフランは高価なハーブですが、血液の代謝、循環、女性の生理体系にたいへんすばらしい効果を発揮します。

ジンジャー

コリアンダー

胡子 こずいし

芳香系

疲労回復/炎症を抑える/抗酸化作用/肝機能の強化/整腸・健胃作用/ 殺菌作用

MEMO

葉っぱは別名が多々あり、パクチー、香草とも呼ばれています。
葉と実では全く香味が異なり、葉および未熟な実の匂いはクセが強く、一方、完熟した実はレモンとセージを合わせたような、さわやかな匂いがします。

ジンジャー

クミン

馬芹 うまぜり

芳香系

駆風作用(胃や腸に溜まったガスを分解しお腹の張り、腹痛を和らげる) 食欲増進/消化促進/腹痛や胃痛の緩和/抗ガン作用/疲労回復/生理不順の改善も期待/鎮静作用

MEMO

クミンはターメリックとは同様に、カレー粉にもよく使われるスパイスで、インド料理の基本となる4大パウダースパイスと言われています。カレー粉の中心的な香りがクミンの香りです。

インド料理には欠かせないスパイスで肉、魚、野菜を問わず、ほとんどのメニューに加えられてます。

インドの他にも世界各地のさまざまな料理の香辛料として広く用いられています。

ジーラライス

ジンジャー

フェンヌグリーク

胡蘆巴 ころは

芳香系

脂肪蓄積抑制/糖尿病/高コレステロール/便秘/生理痛/

MEMO

インドでは種子をメティ(methi)葉をカストゥーリメティと呼び家庭料理にはかかせない植物として親しまれています。
メープルシロップのような香りを発し、アーユルヴェーダ料理には欠かせない香辛料(スパイス)の一つ。

カストゥーリチキン

ジンジャー

カルダモン

縮砂 しゅくさ

芳香系

リラックス効果/眠気覚まし/整腸作用/疲労回復

MEMO

カルダモンはスパイシーな香りがあり、原産地のインドではカルダモンは『スパイスの女王』と呼ばれています。脳の血流をよくするので集中力が高まります。

胃腸の不調を解消し、清涼感があるので脂っこい食後の口直しに最適です。

ジンジャー

クローブ

丁字 ちょうじ

芳香系

消化不良/嘔吐/下痢/痛み止め/消化促進/口臭を予防する効果

MEMO

クローブには強い鎮痛効果と抗菌効果があり、歯痛や歯肉炎を鎮めてくれます。
歯科でも歯痛や居所麻酔などに利用され、「歯医者さんのハーブ」とも言われます。

インドのポピュラーな飲み物チャイにも、使われるスパイスです。

ジンジャー

シナモン

桂皮 けいし

芳香系

毛細血管の老化防止/毛細血管の修復/生理症状の緩和/シミ、シワ、たるみの予防・改善

MEMO

体の中の毛細血管を広げる効果があります。毛細血管が広がると全身の血流を良くなるの冷え性にも効果的です。 冷え性を解消するには、体を温めるドリンクが効果的です。
シナモンは、コーヒー・紅茶・ココアなどによく合います。
チャイを作る時には欠かせないスパイスのひとつです。
冬にオススメなのがシナモンと生姜を使ったハーブティー。
体を温めるシナモンと生姜のタッグは最強です。

イエローライス

ジンジャー

ナツメグ

肉豆蒄 にくずく

芳香系

体を温める/整腸作用/腸内ガスの抑制/下痢防止/口臭消し

MEMO

ナツメグには独特の甘い香があって、ひき肉料理や魚料理の臭みを消すために用いられてきました。体を暖める効果があり、冷え性の方にオススメです。
コーヒーや紅茶のカフェインの強さ(毒素)を中和する働きがあります。

ジンジャー

フェンネル

茴香 ういきょう

芳香系

利尿、滋養強壮、鎮痛作用

MEMO

消化を助け、胃腸に溜まったガスを除いてくれます。消化不良や便秘、お腹が張っているときなどに効果的です。
また、フェンネルには利尿・発汗作用があり、古来よりダイエットに効果のあるハーブとして使用されてきました。フェンネルは皮下脂肪に直接作用することで、セルライト予防、皮下脂肪が付きにくくなります。

ジンジャー

ローリエ

月桂樹 げっけいじゅ

芳香系

肉や魚の臭みを消す/神経痛/リウマチ/健胃/利尿作用/去淡/不眠

MEMO

シチューやポトフ、カレーなど煮込み料理に。時間がたつと苦みが出るので、料理ができあがったら取り出しておくのがおすすめです。

料理以外ではハーブティーや入浴剤として利用すると神経痛の緩和や高揚した神経を抑える効果があります。